ラウンドテーブルの脚は、根元のみ四角の丸脚を定番にしています。

根元のみ四角なのはそこに幕板を接合するためです。

木工旋盤（木工ろくろとも呼ぶ）で丸く整形します。

この旋盤はノミを固定して削るタイプで、ノミは先丸にしています。

まずこういうものを作ります。

次に脚にテーパー（先細りの形状）をつけるために、片方の軸をずらします。

方法としては台の下に鉄片をかまして軸を少しだけ奥にやります。

 

その状態で削ると、根元が奥にいってるので脚先の方が多く削れます。

テーパーがついた脚ができました。

木肌が荒れているのでカンナである程度きれいにします。

根元がこんな感じなのでここを皮スキという刃物で整えます。

皮スキ

皮スキは皮を剥ぐように使える刃物で刃が薄いことが特徴で、木工ではえぐったりする作業がしやすいです。

皮スキである程度整えます。

この造形は旋盤を使ったからこそ生まれたもので、”現場から生まれるデザイン”というものが確実にあると思ってます。

その２に続く