現在はファイナルセール中にご購入頂いた家具の納品や、ご注文頂いた家具の製作を主に行なっています。

ただいま製作中なのが、直径1300のラウンドダイニングテーブル。

天板の並びを決めます。一部色が違うのはオイルを塗った時の色を確認しているため。

 

PIボンドをつけてハタガネで締め上げます。はみ出たボンドは拭き取ってます。

各板の断面を完全な直線ではなく”中スキ”と呼ばれる真ん中がわずかに凹んでる状態にすることで締め上げた時に端が自然と密着するようにしています。

上と下のバランスを見ながら反りがないようにするのも重要です。

 

テーブルを作る時は、まず天板を先に作って(いい材料を優先して使うため)、接着している間に脚を作ります。

そして脚を作っているときに事件は起きました。

横切り盤という機械で木材を切っている途中で急に力が弱くなり止まってしまいました。

機械には詳しくないのですが、一応上の定盤をずらして中を確認してみました。

素人の私にも何かが足りないのがわかりました。

円盤状の部分(プーリー)にあるべきベルトがありませんでした。

下をさらうと出てきました。

ベルトが切れていました。vベルトと呼ばれるモーターから刃に回転を伝えるベルトです。

 

本来であれば機械屋さんに連絡して修理してもらうのですが、調べてみると購入した機械屋さんが高齢でもう会社を畳まれていたので、調べて自分でやることにしました。

ネットでいろいろと調べてvベルトにもいろいろ種類はあるが規格は決まっていて同じものは購入できることはわかりました。

A36という36インチのものでした。ネットでも購入できましたがナフコに行ったらあったのでナフコで購入しました。

 

刃の方から通して、何とか2つはめることに成功しました。

コツとしては小さい方にまずはめて大きい方に引っ掛けて強引に回していくことでスポッとはまります。

特に難しかったのが一つ目にはめたのを二つ目にずらす作業で、動力を伝えるために当然パンパンに張ってますので道具を使わずには無理で、マイナスドライバーを使ってなんとかうまくいきました。

 

機械が使えないと作業が先に進まないので無事直って本当に良かったです。