セブンチェアの修理3回目です。
今回はセブンチェア2脚とアントチェア(通称アリンコチェア)2脚の合計4脚です。
修理方法と価格については専用ページがございますのでそちらをご覧ください。
→セブンチェア修理 専用ページ
今回は、1脚のセブンチェアがとある工務店で修理してもらったところ、角度が変になって座れなくなったというので見てみると、なんと前後逆につけてありました!
脚は前後があるのでそれだけは注意しないといけません。さすがに取り付けたあとに気づいたと思うのですが、接着剤で元の部品で取り付けてるのでもうどうしようもなくそのまま渡したのだと思いますがひどい話です。
その部分もなんとか取り外して4脚同様の方法で修理いたしました。
元のプラスチック部品を外した後に、全く同サイズの木の部品をPIボンドとネジで取り付けます。
元の部品を外す時に方向だけをチェックして書き残しておきます。
座面の厚みが10mmでこの取り付け部がさらに掘り込まれていて実質7mmのところにネジをとめるので、貫通しないように注意しながら下穴を開けて4~5mmだけネジを入れます。ここが一番神経を使うところです。
接着剤がしっかり固まった後に(1日寝かせて)脚を取り付けたら完成です。
木のパーツにはカバー用の溝を掘ってます。
今回でこれまでの修理実績が6台となり、完全にやり方と注意点がわかりました。
セブンチェア、アントチェア、グランプリチェア、など同じ構造の椅子は修理可能です。
今後これらの修理に力を入れていきます。