新HP製作状況

こんにちは、キムラケイゴです。
家具製作と新HP製作を同時進行で進めています。
平日の昼は家具製作、夜と週末はHP製作、それぞれ肉体労働と頭脳労働で疲れる部分が違うのでずっと仕事ができます。

Furnitureのページを少しずつ作っていてすでに30ページくらいできました。
その過程でいい写真をいくつか発掘しましたので載せます。上はフルーツテーブルとマロ、下はクローバーテーブルとレコードフレーム。全てFurnitureにアップしてますのでよろしければ見てみてください。

 

人工知能本

旧HPでも書いてました『人工知能はどのようにして「名人」を超えたのか?』をだいぶ前に読み終えたのでその感想を書いておきます。

あらためて簡単に紹介すると将棋の名人を破った最強の将棋ソフト「ポナンザ」の開発者山本一成さんの著書です。
私が印象に残ったのは以下の2点です。
1 コンピュータにとって囲碁は画像として認識可能で、将棋とは全く違った。
2 人工知能は指数的な成長をしてそれを人間は直感的に理解できない。

囲碁は画像だった。。。

まず1について。囲碁の世界でアルファ碁というソフトがトップレベルの人間の棋士を破ったというニュースはご存知だと思いますがこれは人工知能業界では驚愕のニュースでした。というのも、チェス、将棋、囲碁はその順番に選択肢が爆発的に多くなるので囲碁で人間に勝てるようになるのはまだまだ先だろうと言われていたからです。
今回この本を読んで初めてなぜ将棋でやっと人間に追いついたくらいの人工知能が囲碁で人間に勝てたのかわかりました。

人工知能にとって将棋と囲碁は全く違うもので、囲碁はなんと画像として認識させることで急成長させることができたということでした。詳しくは本を読んでもらうとして、将棋へのアプローチと囲碁へのアプローチはとにかく全く違う方法だそうです。
将棋は特に駒が出たり、また入ったりするところがややこしいようです。実際毎年プロだけでも何千局という将棋が指されていますがその中に同じ棋譜のものはなく、ほとんどが序盤、遅くとも中盤で未知の盤面になっていくので過去の棋譜を覚えさせるだけでは強くなるには限界があったのです。が、ディープラーニングによってその壁を突破しました。詳しくは本をお読みください。

シンギュラリティ、、、

2について。
シンギュラリティ<技術的特異点>の話にも多いに関連してくるのですが、人工知能の成長が指数的な成長で、それを人間は直感的に理解できない、という話もとても興味深かったです。

指数的な成長とはX乗で進化するということで、例えば今日1円、明日は2円、明後日は4円と倍々で増やしていくと一ヶ月後にはとんでもなく大きな数になるということは人間には直感的に理解するのは無理で、これが人工知能の進化では起こっているので、気づいたときには人間の能力を凌駕している(シンギュラリティ)ということが起こり得るという意見でした。
ちなみに2の30乗は、10億7374万1824です。

人工知能に限らず、科学技術自体はまさに指数的に進歩すると思いますので、その進歩が極限まで近づいているのではないかと私自身恐ろしくなることがあります。
特にここ100年くらいの進歩は凄まじいものがあって、シンギュラリティが来る可能性は高いのではないかと思ってます。ロボット技術の進化も目を見張るものがあって、身体を持たなかった人工知能がロボットという身体を手にしたらいよいよ人間と人工知能がどう共存するのか、誰にもわからない未来が来るような気がします。
著者は、その時に人工知能がどうなるかは、人間が持っている倫理次第だ、という意見でした。(ex.Googleが黒人をゴリラとタグづけしたのは誤認識ではなくて黒人をゴリラと呼んでいる人たちがいたから)

本はお店に置いていますので、興味がある方にはお貸ししますのでスタッフまでお尋ねください。