こんにちは、キムラケイゴです。

前回お知らせしていました通り今回はアルコサイドテーブルのデザインがどうやって生まれたかについて書きます。

このデザインが生まれたきっかけはお客様のオーダーです。

そのお客様の希望条件はベッドサイドで使えるテーブルで、上と下にそれぞれモノを置ける棚があること。

その条件を満たすようなデザインをいくつか考えている過程で、ソファやベッドに嵌め込むことができるデザインを考えてみようと思いました。

ソファに嵌め込むことができるサイドテーブルというのは昔からあり、

有名なところでは、アイリーングレイのE-1027があります。

簡単に高さを変えることができるのが特徴のベストセラー商品です。

一般的には少し縦長で、下の部分は棚ではないタイプが多いようです。


ベルーナ様HPより

また、無垢材のモノもありますが、こちらも下部が棚でない場合が多いようです。


ギャッベショップ結様HPより

そこでオリジナリティがあって上下にモノが置けるという機能的にも優れたデザインが何とかできないかと思案した結果、側面の板を半円に欠き取ったようなデザインを思いつきました。

そしてこのデザインを実現するための構造として、2枚の側板を上下の棚板と蟻桟によって組むだけという正直でシンプルな方法で可能だと考えて、デザインが具現化しました。

蟻桟で組むためには必然的に側板を棚板より少し出さなければならないのですが、それがちょうどコップなどが落ちるのを防ぐフチになり、構造と機能が完全に一致しました。

全体として「美しさ」「構造」「機能」、この3点が高いレベルで満たされた完成度の高いデザインになったと思います。

下部は10cmの隙間があれば嵌め込むことができます。
キャスター付きなので使いやすいです。

チェリー材とブラックウォルナット材のコントラストもいいバランスなので、このまま定番商品化したいと思います。
近々、FURNITUREに加えます。

Arco Side Table
チェリー材+ブラックウォルナット材 W370 D370 H530
希望小売価格 43,000yen(税込)

*今回展示用に2台作りましたので、その2台に限り税込40,000yenで販売します。県内送料サービス、県外送料半額負担します。サイズ、材料を変えたオーダーも可能です。電話か『お問い合わせ』よりお問い合わせください。